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朝がきた(ヴェネチア)

あさがきた(ヴェネチア)

概要

朝がきた(ヴェネチア)

あさがきた(ヴェネチア)

三岸節子  (1905-1999)

みぎしせつこ

昭和46年/1971年

油彩・キャンバス

90.9×72.7cm

一宮市三岸節子記念美術館

画面右下に署名:S.MigiSH
裏面に画題・署名・年記・場所:朝がきた(ヴェネチア) 三岸節子 昭和四十六年六月 南佛カーニュにて
イタリア各地をめぐった作者が最も好んだのは水の都ヴェネチアであった。朝の水辺の風景は、どこか、故郷の霞にかすんだ木曽川を思わせるものがあったのであろうか。まだ明け切らない早朝の静けさの中でゴンドラはひっそりと水面に漂い、朝霧の向こうには水上の古都ヴェネチアがうっすらと見える。ヴェネチアの風景を包み込むように描かれた手前の何艘もの黒いゴンドラは画面を引き締め、見る者がまるでゴンドラから向こう岸を眺めているような効果を生み出している。

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キーワード

節子 / ヴェネチア / 三岸 / カーニュ

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