大浦神社競馬神事
おおうらじんじゃけいばしんじ
作品概要
競馬神事に奉仕した競馬株は、地頭株と領家株からなり、寛永4(1754)年それぞれ11株となった。大浦神社の氏子である東大島・西大島宗国・柴木・上(かみ)湯(ゆ)舟(ぶね)・五(ご)明(みょう)・山代(やましろ)・大工(おく)地区の有力者が当たった。競馬神事の騎手は、袴(はかま)を着て片腕を脱ぐ。襷(たすき)や手(た)綱(づな)は、地頭株は赤(紅)、領家株は白である。鉢巻きをしめ、本社を右回りに3回まわりながら、2ヵ所に立つ的を目がけて疾駆する馬上から3回射る流鏑馬(やぶさめ)の形をとる。