相模人形芝居
さがみにんぎょうしばい
概要
これは厚木市を中心とした相模地方に伝承される人形芝居で、近世、上方・江戸で流行した三人遣いの人形浄瑠璃がこの地方で民間に伝承されてきたものである。現在林座、長谷座、下中座その他があり、昭和二十八年以降は三座が連合して年次公演活動を展開している。
三座はそれぞれ、その師系と伝承を異にするが、人形の操法・芸態は類似している。人形の操し方は、鉄砲を打つかまえに似ていることから″鉄砲ざし″といわれ、首もやや小ぶりとなっている点など、文楽とはやや趣きを異にした人形芝居である。
上演曲目には『先代萩』『太功記』『酒屋』など十数曲があり、地方の人々に伝承されている人形浄瑠璃の中でも有数の伝承として評価が高い。
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