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大山沢のシオジ林

おおやまざわのしおじりん

概要

大山沢のシオジ林

おおやまざわのしおじりん

植物 / 関東 / 埼玉県

埼玉県

 シオジは関東以西における太平洋側の山地渓流沿いに断続的に分布する落葉広葉樹である。特に中古生界(ちゅうこせいかい)分布域に多く、秩父地方は代表的な生育地として知られる。
 シオジ林は太平洋側の湿性の極相林を代表する植生であり、群馬県の「上野楢原(うえのならはら)のシオジ林」は、わが国の代表的自然林として国の天然記念物に指定されている。(昭和44年7月25日指定)
 秩父山地には、滝川・入川流域、中津川流域など、各地にシオジ林が存在する。その中で、秩父市中津川大山沢の県有林には、シオジやカツラ、サワグルミ、トチノキ等が混生する良好な渓畔林(けいはんりん)の存在が知られ、植生の長期モニタリング等の学術研究も行なわれている。

埼玉県秩父市中津川字大山沢530番地の一部
(中津川県有林7林班ろ・は・に・ほ小班)

埼玉県指定
指定年月日:20130312

埼玉県

記念物

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キーワード

/ ブナ / 分布 / 自然

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