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旧成清家日出別邸 土蔵

きゅうなりきよけひじべってい どぞう

概要

旧成清家日出別邸 土蔵

きゅうなりきよけひじべってい どぞう

住居建築 / 大正 / 九州 / 大分県

大分県

大正

土蔵造、建築面積38.45㎡、二階建、桟瓦葺

1棟

大分県速見郡日出町三ノ丸2663番地

重文指定年月日:20140918
国宝指定年月日:

日出町

重要文化財

旧成清家日出別邸は,馬上金山の経営で財をなした実業家成清博愛が,経営の拠点として別府湾を望む景勝地に建築した別邸である。主屋は大正4年頃の竣工で,大正5年には現在の屋敷構えがおおむね整えられた。主屋は大勢の来客を接待するための大型の広間を持ち,生活のための書斎部と家政部それぞれを海に向けて配し,景観を活かした配置とする。全体を堅実な和風の意匠でまとめているが,外観には入母屋造を多用して巧妙な階調をつくり,内部は良材による精緻な造作で格調の高い空間を達成するなど,意匠的に優れている。土蔵や正門などの附属施設や大規模な庭園も,近代における雄大な別邸の有り様を示すものとして高い価値を有している。

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