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小鼓表革

こつづみおもてがわ

概要

小鼓表革

こつづみおもてがわ

能楽 / 東京都

江戸時代/19世紀

馬革

直径20.1cm

渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂

収蔵品番号 GK11

独立行政法人日本芸術文化振興会

未指定

小鼓は能楽で用いる打楽器で、胴・革・調べ緒からなる。胴は全長約25センチで、主に桜材で作られている。革は直径約20センチで、若い馬の革を多く用いる。胴と革は調べ緒で連結され、演奏中は調べ緒の締め付け具合で音色を変化させる。また、革に息を吹きかけたり唾液をつけたりすることで湿度を保ち、柔らかな音を維持する。
 表革として使用されていたもので、古革で十六の上塗りがはがれ、腰敷にも割れがある。
 GK12の裏革と共に深緑色の革袋に入って伝わる。同裂の胴袋に入ったGK7松葉紅葉蒔絵小鼓胴に当てて使われていたと考えられる。シテ方観世流・楠川正範(1907~1969)師の旧蔵品である。

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キーワード

/ 調べ / / 小鼓

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