布施の山祭り
ふせのやままつり
概要
4月上旬(近世は2月初丑日、明治43年以後4月初丑日)になされる山開きの行事。
祭の前日には「帯裁ち」がなされ、山からカズラ(サルナシ)、大榊などが伐り出される。大榊は、榊に椀木、綱をつけ、椀木を時計回りに回転させながら(「榊まくり」)、祭宿(春日神社籠社)に運ばれる(「大榊迎え」)。この際、3人の女性が着物姿で面を付け、榊の小枝を持って舞う(「にょうばの舞」)。祭の当日、南谷および中谷の大山神社の神木にカズラを巻き付け(「帯締め」)、最後に御幣だき(大幣持)が大幣をカズラに挿す。