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寺町商家(旧金箱家住宅)

てらまちしょうか(きゅうかねはこけじゅうたく)

概要

寺町商家(旧金箱家住宅)

てらまちしょうか(きゅうかねはこけじゅうたく)

城郭建築 / 明治 / 中部 / 長野県

長野県

明治時代/建築年代は不明だが、明治23年5月に記された「平面図」には、主屋、土蔵(北之蔵)が記されている。

主屋(店舗・台所含む)、土蔵4棟(北之蔵・離れ・質蔵・南之蔵)、学問所、表門、

主屋(221.60㎡)、北之蔵(52.48㎡)、離れ(37.92㎡)、質蔵(128.90㎡)、
南之蔵(34.70㎡)、学問所(32.96㎡) ※いずれも延べ床面積

7棟

長野市松代町松代(寺町)1226-2,1226-3

長野市指定
指定年月日:20120411

長野市(教育委員会文化財課所管)

有形文化財(建造物)

 主屋の一部は、明治26年に改築、質蔵は明治28年、表門(薬医門)は明治29年に完成し、現存する建造物と庭園の景観は、明治時代中期にはほぼできあがったものと推察される。
 松代において武家屋敷や寺院の保存整備は行われてきたが、商家住宅の例はなく、主屋と土蔵群を中心とした屋敷構えや泉水路、池を有する庭園等敷地全体は、大規模な改修がされずに現在に至っている。
 建造物と塀の織りなす正面の外観、贅を尽くした表門、細工の精緻な屋根瓦、質蔵の重厚な小屋裏構造、建造物群が庭園を取り巻く屋敷構成など松代町における商家の豊かな暮らしぶりを伝えるものとして貴重な建造物である。

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