蟻無山1号墳出土遺物
ありなしやまいちごうふんしゅつどいぶつ
概要
蟻無山古墳群は兵庫県赤穂市有年原に所在する蟻無山山頂付近に分布する古墳群で、1号墳は全長52mの帆立貝形古墳である。蟻無山1号墳は古墳時代中期の千種川流域においては最大規模の古墳であり、注目される。
発掘調査は実施されていないが、墳丘上より円筒埴輪、朝顔形埴輪、家・盾・船・鳥・馬形などの形象埴輪、初期須恵器の高坏形器台などが大量に採集されている。
馬形埴輪や初期須恵器は、その製作技法から出現期段階のものとされており、注目される。