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僧院

そういん

概要

僧院

そういん

三岸節子  (1905-1999)

みぎし・せつこ

昭和54年/1979年

油彩・キャンバス

100.0×100.0cm

1

一宮市三岸節子記念美術館

画面左中に署名:S.MigiSHi
裏面に画題・署名・年記・場所:僧院 三岸節子 昭和五十四年十一月 ヴェロンにて
パリの南東ブルゴーニュ地方の古都ヴェズレーの僧院を描いた作品である。ヴェズレーの丘にそびえる大聖堂とその周囲の修道院は中世の面影を残し、スペインへと続く巡礼の道の起点ともなっている。そのような歴史ある街並みに惹かれたのであろう。引っかきと塗り重ねを繰り返すことで古い石の建造物が持つ深みを表現し、さらに柔らかな色使いで作品全体に淡い空気感をつくり出している。屋根と白壁の赤みを帯びた茶色やグレーの美しい色合いは三岸の作品の中でも珍しく、独特の雰囲気を持つ作品である。

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キーワード

節子 / 三岸 / ヴェロン / 署名

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