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刺繍布(スザニ)

ししゅうふ(すざに)

概要

刺繍布(スザニ)

ししゅうふ(すざに)

染織

プスケント

プスケント

19世紀末

木綿、絹糸、刺繍

245.0×210.0

1枚

スザニとは「針仕事、刺繍」の意味。壁掛け、掛け布や神に祈る時の敷布等として様々に使用され、かつては結婚時の持参品の一部として、数枚から十数枚のスザニを携えて嫁ぎました。大抵は幅約30センチの木綿や麻の布数枚を並べて、下絵を描き、1枚ずつ分担して刺繍したものを縫い合わせて1枚のスザニに仕立てます。
この作品は、スザニの中でもパラックあるいはアイ・パラックと呼ばれるタイプで、その名称は宇宙あるいは月のある宇宙・空間という意味です。6つの円文はそれぞれが月を、周囲の小さな円文は星の光を表しています。つまり、真っ暗な空に輝く夜空を表現したものなのです。白い布に深紅の絹糸でボスマと呼ばれるブハラ・コーチング・ステッチで地を埋めるように刺繍が施されています。

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キーワード

スザニ / 刺繍 / ししゅ / 絹糸

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