文化遺産オンライン

高梁川東西用水取配水施設 南配水樋門

たかはしがわとうざいようすいしゅはいすいしせつ みなみはいすいひもん

概要

高梁川東西用水取配水施設 南配水樋門

たかはしがわとうざいようすいしゅはいすいしせつ みなみはいすいひもん

建造物 / 大正 / 中国・四国 / 岡山県

岡山県

大正/1923

鉄筋コンクリート造樋門、延長48.3m

1基

岡山県倉敷市酒津2826番地

重文指定年月日:20160725
国宝指定年月日:

高梁川東西用水組合

重要文化財

高梁川東西用水取配水施設は,高梁川の下流に位置する農業用水施設である。治水を目的とした高梁川改修工事の一環として実施され,樋門は内務省大阪土木出張所の設計により大正13年に,事務所は同15年に竣工した。樋門はいずれも鉄筋コンクリート造で,酒津取水樋門は表面全体に花崗岩の切石を積む荘重な外観とし,南配水樋門は15連からなる大規模な構造物である。
高梁川東西用水取配水施設は,近世以来の小規模な取水施設を統合して,合理化と大規模化が図られた近代農業用水施設のうち,大正期における最大規模のものとして重要である。また大正期に全国的に導入が進められた鉄筋コンクリート造樋門の現存例としても貴重で,農業土木技術史上,価値が高い。

関連作品

チェックした関連作品の検索