藍絵花卉文四段重 あいえかきもんよんだんじゅう

ガラス / 江戸 

京焼系
江戸時代、文化13年/1816年
陶器
総高27.5 19.4×19.4
1
びいどろ史料庫コレクション


来歴:1995びいどろ史料庫→2011神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館『神戸市立博物館所蔵 阿蘭陀絵伊万里とびいどろ・ぎやまん展―江戸のオランダ趣味―』(福山市立福山城博物館、1998)
・岡泰正「輸出漆器と輸入陶器~和製阿蘭陀をめぐって~」(京都文化博物館/京都新聞社編集・発行『異国の風―江戸時代京都が見たヨーロッパ―』、2000)
・長久智子企画・編集『染付:青繪の世界』(愛知県陶磁美術館、2017)

19世紀に京都周辺で作製されたと考えられる軟質陶器。オランダのデルフト陶器に着想を得た「阿蘭陀写し」に連なるもので、今日京阿蘭陀と呼ばれる作品の一つ。

器体には、白化粧が施され、外側には藍絵によって唐草に花卉文が白地を埋め尽くすように描かれています。蓋の内側、及び各段の内側、底面は白化粧のみでシンプルです。各段の意匠は、積み重ねた際に、とぎれることなく、ぴったりと合うように整合性がとれています。各所に配された花弁は、色の濃淡とともに、点描を用いた陰影を確認でき、質感に富む描写となっています。花弁の中心部分をみると、蕾の状態のものや開花したものなど、対象の生態を捉えて、上手く描き分けられています。

収納箱に文化13年(1816)の書付があり、現在確認されている京阿蘭陀の作例のなかでは最も早い年記を有している点で貴重です。


【近世・近代の漆工・陶磁器・染織】

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