映画ポスター「英傑秀吉」 えいがぽすたー「えいけつひでよし」

富山県 

日の出館(高岡市小馬出町)
ひのでかん(たかおかしこんまだしまち)
富山県高岡市
昭和4年/1929年
紙・印刷(1色刷)
縦54.0cm×横33.0cm
1
富山県高岡市古城1-5
高岡市蔵(高岡市立博物館保管)

 高岡市小馬出町にあった日活直営の映画館「日の出館」で公開された映画「英傑秀吉」(1929年3月31日公開)(1)のポスターである。
 資料右端から縦書きで、「雄渾尨大高踏乱舞鎧袖只一篇実に絶体的名篇也/光輝大日輪を仰ぎ地竜昇天・豪壮雄図大英傑が転起の大生涯史!/大日活恒例昭和四年度春季超大作 原作・脚色・監督池田富保氏(2)」と印刷されている。タイトル「英傑秀吉」の下に右書きで「地竜篇/飛竜篇 全廿巻」とある。タイトルの上には、右書きで「賜御台覧之栄」とあり、その左側には「当五月/十五日/より」とある。タイトルの左側には、縦書きで出演俳優陣の名前があり、主演の名前が大きく「松下嘉兵衛尉 山本嘉一(3)/羽柴秀吉 河部五郎(4)主演」と印刷され、その他の俳優の名前は、主演名の左側にあり、一段目に「岡田時彦/梅村容子/伏見直江/澤田淸/酒井米子/中野英治/鳥羽陽之助」、二段目に「葛木香一/新妻四郎/楠英二郎/尾上華丈/市川小文治/高勢實/久米譲/若葉馨/淺香新八郎/磯川元春/尾上桃華/瀬川銀潮」、三段目に「寺島貢/中山介次郎/坂本淸之助/藤野龍太郎/實川延一郎/尾上松葉/中村政登志/磯川金之助/中村英雄/島耕二/小杉勇/高木永二/南部章二/三桝豊」、四段目に「横山運平/大崎史郎/田村邦男/常盤操子/澤蘭子/櫻井京子/澤村春子/徳川良子/佐久間妙子/川上彌生/小松みどり/瀧澤靜子/木下千代子/伏見信子」と順番にある。その下には、鎧を纏い、手に兜を持った主演俳優と思われる人物の写真がある。俳優陣の名前の左側には、「外新旧全俳優総出演/独時の映画堅陣巍然として天空を摩す!!讃へよ此の堅陣を!!!」とある。
 背景に城の絵と烏帽子をつけた武士の横顔と男女の写真がある。
 資料下部には、同時上映「なのらぬ父」(5)の情報が印刷されている。右に縦書きで「N・K・特作品」とあり、その左側に右書きで、「原案 監督…木藤茂氏……脚色…小林正氏……撮影…永塚一栄氏/主演 佐藤圓治・徳川良子……助演 田村和男・相田澄子/なのらぬ父/涙ぐましき規子の愛情!!心の奥底までも波む教訓大悲劇涙なくして見られす!!!」とある。その左側には縦書きで「全七巻」とある。
 資料左下隅には、「日の出館」と印刷され、その上には右書きで「日活直営」と、その下には「小馬出町/電五-八番」とある。
 高岡に開業した最初の映画館は、大正3年(1914)1月1日に関野神社前にあった関野座を改築した「八千代館」である。その後、同年4月2日に「高岡電気館」が小馬出町に開業し、大正10年頃に「日の出館」と改称した。「日の出館」は昭和12年(1937)に帝国館、さらに帝国劇場へと改称しながら、昭和36年(1961)まで存続した(6)。
 資料状態は、皺が目立ち、数ヵ所に穴が空き、破けているが欠損部はない。

〔注〕
1.日活HP「英傑秀吉」
2.コトバンクHP「20世紀日本人名事典」日外アソシエーツ
3.前掲注2
4.前掲注2
5.日活HP「なのらぬ父」
6.①朝倉吉彦『高岡市史「現代編」編さん研究ノート/国際交流・芸術』(2006年、p171~172)
 ②『セピア色の高岡-目でみる街の記憶-』(高岡市立博物館、2011年、p4~6)

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