旧石切町の石工用具(小梨家資料)
きゅういしきりまちのいしくようぐ(こなしけしりょう)
概要
旧所有者である小梨家は、一関藩領東磐井郡小梨村(現岩手県一関市)に出自を持つ。当地に移り住んだ年代ははっきりとはしないが、江戸時代初期に現在地に移住したと伝わり、家系図によれば初代は正保3年(1646)年に没している。石切町の屋敷に加工場を設けるほか、採石をするための山とヤマヤシキ(山屋敷)を所有し、採石、運搬、加工を一貫して行っていた。現当主は16代目にあたり、「小梨石材店」を経営し、墓石等の加工、設置を手掛けている。