五姓田義松作品(五姓田義松旧蔵作品群を含む)
ごせだよしまつさくひん(ごせだよしまつきゅうぞうさくひんぐんをふくむ)
概要
県立歴史博物館が所蔵する五姓田義松(1855~1915)の作品。義松は横浜にゆかりが深く、明治前半期の最も優れた洋画家の一人として評価され、当時の皇室や政府の重要な制作を担った。特に旧蔵作品群は、義松が没するまで手元に置いていたと推定され、様々な主題や技法といった義松の画業の全期間に渡る作例が網羅されている。同館が長年継続している義松研究に大きく寄与するもので、附指定とした同館所蔵の五姓田義松史料と併せて美術史的に高い価値を有する。