金刀比羅宮 本宮本殿・中殿・拝殿
ことひらぐう ほんぐうほんでん・ちゅうでん・はいでん
概要
金刀比羅宮 本宮本殿・中殿・拝殿
ことひらぐう ほんぐうほんでん・ちゅうでん・はいでん
香川県
明治/1877
本殿 木造、建築面積39.01㎡、入母屋造、正面千鳥破風付、檜皮葺
中殿 木造、建築面積24.11㎡、両下造、檜皮葺
拝殿 木造、建築面積142.41㎡、入母屋造、正面及び背面千鳥破風付、両側面軒唐破風付、向拝付、正面軒唐破風付、檜皮葺
1棟
香川県仲多度郡琴平町
重文指定年月日:20240815
国宝指定年月日:
宗教法人金刀比羅宮
重要文化財
琴平町の象頭山中腹に位置する。神仏分離により金毘羅大権現号を廃し、神社として再興した金刀比羅宮は、組織の再編にあわせ境内を改編した。明治10年上棟の本宮は、仏教色を排して素木を用い、壁面や天井に木地蒔絵を施した複合社殿で独特の細部意匠をもち、本殿へと床や天井を高める構成、破風を多用する屋根は荘重で格式が高い。別宮も本宮についで格式高く、神饌殿と直所を備える構成も同様。両宮を長大な南渡殿が繋ぐ配置は独特。境内には神楽殿や御炊舎など諸殿舎が残り、両宮とあわせ優れた社頭景観を呈すとともに、神仏分離による境内改編の様相を伝え、歴史的に価値が高い。