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唐花麻葉文ガラス鼈甲櫛

からはなあさのはもんがらすべっこうくし

概要

唐花麻葉文ガラス鼈甲櫛

からはなあさのはもんがらすべっこうくし

その他 / 江戸

江戸中期/18世紀

ガラス・鼈甲

6.6×13.8 (cm)

千代田区隼町4-1 国立劇場

登録番号82235-1-093

独立行政法人日本芸術文化振興会

板ガラスを鼈甲製の枠で挟み込んだ山高形の挿櫛。山高形は、享保6年(1721)『女要珠文庫』で「京かた」と記されるものに近く、『玳瑁亀圖説』では江戸で享保・元文年間(1716~1741)に流行したとされ、概ね18世紀前半に流行した形状とみられる。板ガラスには唐花と麻葉文を片身替に彫表す。ガラス櫛は「びいどろ」と呼ばれる鉛ガラスで、ポルトガル語やスペイン語に由来する。初めは長崎で作られたものを京・大坂で加工していたとされ、その後江戸で製造するようになって享保末から流行した。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。

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キーワード

鼈甲 / 山高 / / 流行

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