平目地蒔絵櫛
ひらめじまきえくし
概要
鼈甲製、牡丹形、角棟の挿櫛である。牡丹形は明治7年(1874)頃に流行したとされる。金粉溜地と銀の刑部平目地を片身替にしている。「得好斎作」の蒔絵銘がある。高井得好斎安治(1836~1903)は久留米藩の御用蒔絵師で、明治以降は櫛笄や輸出漆器の上等品を製作した。近代の蒔絵師・高井泰令の実父である。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
ひらめじまきえくし
鼈甲製、牡丹形、角棟の挿櫛である。牡丹形は明治7年(1874)頃に流行したとされる。金粉溜地と銀の刑部平目地を片身替にしている。「得好斎作」の蒔絵銘がある。高井得好斎安治(1836~1903)は久留米藩の御用蒔絵師で、明治以降は櫛笄や輸出漆器の上等品を製作した。近代の蒔絵師・高井泰令の実父である。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
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