小栗家住宅 隠宅及び竹の間(竹の間)
おぐりけじゅうたく いんたくおよびたけのま(たけのま)
概要
半田市の中心部に位置する。近世から醸造業・肥料商で財を成した小栗三郎兵衛家が、幕末から明治にかけて整備した屋敷群。とくに隆盛を誇った明治前期に建てられた主屋は大規模で、豪壮かつ繊細な仕上げが為された梁組を持つ土間は見応えがある。また、主屋や隠宅の座敷や茶室は、数寄屋風意匠と、煎茶文化の影響とみられる中国風意匠を巧みに取り入れ、意匠的に優れている。広大な敷地には多数の付属建物が残り、 いずれも質が高い。半田の繁栄を物語る近代和風の豪邸として評価される。