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梅鶯籠蒔絵櫛

うめにうぐいすかごまきえくし

概要

梅鶯籠蒔絵櫛

うめにうぐいすかごまきえくし

その他 / 江戸

江戸後期~明治初期/19世紀

木(柞)・珊瑚・貝・象牙

3.8×10.3 (cm)

千代田区隼町4-1 国立劇場

登録番号82235-1-071

独立行政法人日本芸術文化振興会

柞(いす)製、利休形、棟厚の挿櫛である。利休形は、『玳瑁亀圖説』によると江戸で寛延・宝暦頃(1748~1764)に大ぶりなものが流行して文化初年までは大きかったが、文政8年(1825)以降に櫛が小型化する中で小ぶりな利休形が流行したとされる。櫛歯を残して金粉溜地(きんふんだみじ)として、高蒔絵で梅と鶯籠、擂り餌を作るための擂鉢を表す。梅の蕾に珊瑚、花に白蝶貝、摺棒に象牙の彫嵌がある。俳味のある意匠で芝山象嵌もあり、江戸での製作とみられる。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。

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キーワード

利休 / / / 劇場

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