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神奈川県・三浦郡葉山町
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧平野家住宅主屋神奈川県三浦郡葉山町堀内字牛ヶ谷1834
JR逗子駅と葉山御用邸を結ぶ国道の近傍に建つ。木造平屋建、桟瓦葺で、庭に面して濡縁・榑縁付の座敷を雁行状に配し、背面には随所に銘木を用いた中二階の座敷を接続する。材木商による上質な近代和風住宅で、昭和前期に葉山に築かれた郊外住宅の好例。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))山口蓬春記念館(旧山口蓬春邸)画室神奈川県三浦郡葉山町一色字三ケ岡2320-1他
主屋西に位置する画室。設計は吉田五十八。切妻造桟瓦葺の起屋根で周囲に銅板庇を付す。室内は大壁とし細かな線を排除し、床を一段下げた南のベランダ境には天井高いっぱいの引込み障子を建てる。蓬春と大学同窓の吉田五十八との共作による近代数寄屋の画室。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))山口蓬春記念館(旧山口蓬春邸)主屋神奈川県三浦郡葉山町一色字三ケ岡2320-1他
一色海岸北の丘陵に位置する日本画家の自邸。寄棟造桟瓦葺の東西棟平屋建、南東隅を二階建とし、南と東に張り出す増築の茶の間棟・風呂棟は吉田五十八の設計。繊細な建具や床の納まりで和室とベランダの連続性を実現する吉田らしさを加味した近代和風住宅。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧足立家別邸主屋神奈川県三浦郡葉山町堀内字牛ヶ谷2019
葉山町西部の山裾に位置する実業家の別邸で、設計は佐藤功一。二階建切妻造桟瓦葺で南面し、外壁はハーフティンバー。内部は中廊下を通して和洋の部屋を巧みに配し、内装材には王子製紙製繊維板のトマテックスを多用する。佐藤功一の作品としても貴重な住宅。