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山形県
国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))明国箚付〈上杉景勝宛/〉
明冠服類(文禄五年上杉景勝受贈)
山形県米沢市丸の内1-4-13
文禄の役後の日明和平交渉において、明国が豊臣秀吉を日本国王に封じた際に、同国が上杉景勝に与えた箚付と冠服類。箚付は武官職である都督同知に任じた辞令書で、冠服類は官服、官帽、腰帯、靴の一式が揃う。箚付は受給者名を空欄にした「空名箚付」として発給され、和平交渉の過程で修正・加筆がなされていることなど、両国間交渉過程を伝える貴重な資料である。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小嶋総本店北板塀山形県米沢市本町二丁目752
敷地の北辺東端で主屋の北庭を囲う板塀である。高さ二・二メートル。東端は南へ折れて主屋に取付く。切石基礎に土台を据え、四段の貫の表裏に縦板を大和打とする。笠木は銅板包で、北東の出隅は交差して突出し、鳥休につくる。敷地北側の景観を引き締める。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小嶋総本店門及び板塀山形県米沢市本町二丁目752
主屋東の前庭を閉ざす門と板塀。門は一間一戸の腕木門で一軒疎垂木とする。切妻屋根は銅板葺で銅板包の大棟両端を鳥休につくる。門口には引違板戸を建込む。板塀は土台建で四段の貫の表裏に縦板を大和打とする。銅板包笠木の南端も鳥休とした丁寧なつくり。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小嶋総本店三日月稲生社本殿山形県米沢市本町二丁目752
主屋西の中庭に東面して建つ入母屋造、向拝付の祠で銅板葺とする。基壇上に建ち、正面は格子窓とし、両脇間を板壁とする。南面戸口は片引板戸で、内部は折上格天井とする。背面に突出した神棚に切妻屋根を架ける。造り酒屋の屋敷神で木柄太く質実な祠である。