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山形県
国指定文化財(登録無形民俗文化財)庄内の笹巻製造技術山形県
庄内の笹巻製造技術は、山形県庄内地方に伝承されてきた、笹巻と呼ばれる行事食の製造技術である。庄内地方では、邪気を払い、男児の無事な成長を祝って、各家庭で笹巻を作る。材料はもち米であり、形状には四面体型や三角型、たけのこ型等の種類がある。灰汁を加えることで保存性を高めた、黄色い笹巻の製造技術は、鶴岡を中心に継承されている。いずれも、もち米を笹の葉で包んでイグサやスゲで縛り、数時間煮ることで完成させる。できあがった笹巻はきな粉や黒蜜をかけて食べる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))羽前絹練株式会社土蔵山形県鶴岡市新海町21-5他
事務所及び仕立棟の南端に接続する製品保管用の蔵。桁行六間梁間三間、土蔵造二階建、切妻造妻入桟瓦葺、外壁は漆喰塗仕上。東妻に戸口を開け、内部は各階一室の板敷とし、二階上部にキングポスト・トラスを現す。戸口に掛子塗扉を吊り重厚なつくりの土蔵。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))羽前絹練株式会社検査棟山形県鶴岡市新海町21-3
敷地の南端に位置し、生地を目視検査した後、出荷用に分割する検査棟。平屋建切妻造桟瓦葺、外壁は下見板張。内部は一室の板間で、かつては北側に窓を開け、自然光を用いて検査した。簡素なつくりながら昭和戦前の精練の様相を伝え、敷地南辺の景観を形成。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))羽前絹練株式会社第二仕上棟山形県鶴岡市新海町21-5他
第一仕上棟の南に位置し、乾燥収縮した生地を整える作業棟。東西に長い平屋建切妻造桟瓦葺で外壁横板張。棟中央に換気・採光用の越屋根を設ける。内部は土間に巻取機など並べ、上部にキングポスト・トラスを現す。桁行長大で工場中央部の景観を形成する。