羅臼の間歇泉
らうすのかんけつせん
概要
・「間歇泉」は昭和36年(1961)に温泉ボーリングを実施している際に噴湯して、確認されました。
・噴湯する原理は諸説があり、はっきりとはしませんが、噴湯直前のボーリング管内の温度は水面下10メートルでは110度を越えています。
・指定当時(昭和43年)は間歇時間、高さ等も一定していましたが、最近は乱れが生じており、ここ数年間は春先から秋にかけては噴湯しますが、11月~5月の間は休止しています。水位、水量、地熱の変動によるものとは考えられていますが、はっきりしたことはわかりません。
・平成8年の調査では、1時間30分に1回、高さ10メートル程吹き上げています。
・「間歇泉」は、噴湯直後には水位、温度等も非常に低下しますが、その後水位の上下を繰り返しながら徐々に回復し、噴湯直前にはボコボコと沸騰した状態で水面の温度は99度前後に達し、一気に吹き上げます。