御頭神事
おかしらしんじ
概要
御頭というのは獅子頭【ししがしら】を神の依代【よりしろ】として尊称していっている語で、祷屋(とうや)制度により御頭神事が伝承されている。素盞鳴尊【すさのおのみこと】の大蛇退治を仕組んだ獅子舞を高向神社や祷屋などで演じ、昼間はククメモノといって御頭で戸ごとにお祓いをして廻る。夜は盛大な火祭りをする。祷屋は高向神社の御分霊(オワケサン)を家に迎え、年間を通じて祭っている。いろいろな祷屋での行事や斬り祓いの行法などもある。民俗芸能の中で地域的特色を示すものである。