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串田新遺跡

くしだしんいせき

概要

串田新遺跡

くしだしんいせき

史跡 / 中部 / 富山県

富山県

射水市

指定年月日:19760920
管理団体名:

史跡名勝天然記念物

礪波[となみ]平野の東縁、通称大沢山と呼ばれる独立丘陵上に営まれた繩文時代の集落跡である。この遺跡は昭和26年に発掘調査され、その時の出土遺物のうち、主要な一群の土器が、昭和27年、山内清男氏により、北陸地方における繩文時代中期後葉の標式土器としてとり上げられ、串田新式の名で型式設定された。その後土取り事業に関連して昭和46・47年にわたり大門町及び県教育委員会による発掘調査が実施され、竪穴住居跡・石組炉跡等が検出され、繩文時代中期後半を中心とする大規模な集落跡であることを実証した。なおこの範囲内には円墳2基が営まれており、また同丘陵の一端には、式内社櫛田神社が鎮座している。北陸地方の繩文時代を研究する上で標識となる重要な遺跡であるとともに良好な歴史的景観を残している遺跡である。

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キーワード

繩文 / 遺跡 / 集落 / 住居

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