下合瀬の大カツラ
しもおうせのおおかつら
概要
下合瀬部落の西北部の山裾にあり、三方を杉林に囲まれ、東南に向って開けた谷間に位置する。根元の南側は谷川に面し、北側より約3メートル低い。斜面に沿って測った根廻り19メートル、根張周囲37メートル、北側の地際から水平に測った幹囲は13.80メートルである。旧基幹の基部から大小多数のひこばえがぞく(簇)生して一樹をなしたものであって、幹囲1メートル以上のものが25本あり、最も太いものは約3メートルである。北側地際における樹高は34メートルで雄株である。
樹形ととのい、樹勢も極めて盛であって、カツラの巨木として有数のものと認められる。