銀打込象嵌花器 若芽
ぎんうちこみぞうがんかき わかめ
概要
鍛金は、金属を金槌等で打ち延ばしたり絞り込んだりして器物を成形する技術である。この作品は、銀板で鍛造した花器に、打込象嵌の技法で樹木の文様を施したもの。赤銅と朧銀の板を切り抜いて樹木のモチーフとし、花器の表面に鑞付けしてから、金鎚で叩き込んだ。更にその上から所々に銷象嵌を施し、枝々に芽吹く若芽の表現とした。平成8年度文化庁工芸技術記録映画「鍛金‐奥山峰石のわざ‐」の対象作品である。
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国(文化庁 工芸技術資料)