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財賀寺 本堂内厨子

ざいがじ ほんどうないずし

概要

財賀寺 本堂内厨子

ざいがじ ほんどうないずし

宗教建築 / 室町 / 中部 / 愛知県

愛知県

室町後期/1483

桁行一間、梁間一間、宝形造、こけら葺

1基

愛知県豊川市財賀町

重文指定年月日:19900319
国宝指定年月日:

財賀寺

重要文化財

財賀寺は真言宗の古刹で、中世の遺構としては金剛力士像一対を安置する仁王門と、本堂内厨子が現存する。
 仁王門は、最初、楼門として計画されたが、二階を造らず、柱上にのる三手先の縁腰組の上に寄棟造の屋根をかけ、一重の門として現在にいたっている。
 本堂内厨子は、桁行一間、梁間一間で宝形造のやや規模の大きな厨子で、禅宗様によっている。
 仁王門は柱、斗組、梁など当初部材の残存状況がよく、中世らしい堂々とした造りである。厨子は端正な禅宗様になる優品であって、ともにこの地方の中世建築の技法を知るうえで貴重である。

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