旧第五高等中学校 表門
だいごこうとうちゅうがっこう おもてもん
概要
旧第五高等中学校は、明治21年2月着工、同22年12月に竣工した煉瓦造の学校建築の遺構である。設計は当時文部技師であった山口半六と久留正道が行っている。
本館と化学実験場は、赤煉瓦に安山岩の帯を配した清楚な意匠でまとめられる。表門は、門柱に安山岩の帯を五段に入れ、建物と意匠をそろえる。
旧高等中学校で現存するものには、ほかに第四高等中学校本館(石川県金沢市、明治24年、重要文化財)があるが、第五高等中学校には三棟がそろって現存し、当時の学校施設の規模を知る好資料である