王塚古墳
おうづかこふん
概要
S45-5-114[[王塚古墳]おうづかこふん].txt: 鈴鹿川の東岸段丘上の縁に所在する前方後円墳である。西の野古墳群に属し、王塚はその中で最も大きく、1号墳とも呼んでいる。
主軸の長さ62メートル、後円部の径37メートル、同高さ6メートルで、前方部の幅47メートルで、前方部の広がりが著しく、高さも後円部とほぼ同じで、形から判断すると古墳時代後期に属し、三重県における代表的な古墳の一つである。
明治年間に盗掘を受けたらしく、その際のくぼみが後円部中央に残っているが、遺物については不明である。古墳の周囲に空濠が存在し、さらにその外周には幅約3メートル、高さ1メートル余の土手がめぐり、その保存状況はきわめて良好である。