桜塚古墳群
さくらづかこふんぐん
概要
H10-07-065[[桜塚古墳群]さくらづかこふんぐん].txt: 桜塚古墳群は、大阪府豊中市に所在する古墳時代前期末から中期の古墳群で、かつては40基ほどで構成されていた。現在は市街化が進み、大石塚・小石塚・大塚・御獅子塚・南天平塚古墳の5基が残るのみとなったが、近畿地方を代表する古墳群の一つであることから、この5基が史跡に指定されている。今回、追加指定するのは墳長49メートルの前方後円墳である小石塚古墳の一部である。小石塚古墳は、隣接する墳長80メートルの前方後円墳である大石塚古墳とともに、桜塚古墳群のなかで初現期に属する古墳時代前期末の古墳である。この小石塚古墳の墳端から周濠そして外堤にかかる一画は、所有者の同意が得られないために未指定となっていたが、最近、この土地を豊中市で公有化することとなったので、それに合わせて史跡に追加指定し、保存の万全を図ろうとするものである。