毛利氏時代広島城下町絵図
もうりしじだいひろしまじょうかまちえず
概要
毛利氏時代の広島城下の様子を描いた図。家臣名により天正17、18年(1589、90)ごろの景観と推定される。浅野氏時代の絵図と比べて、二の丸の馬出曲輪が描かれていないなど、城の縄張りに相違があるが、近年発掘調査によりこの絵図の描写と符合する遺構が確認されている。本丸近くに、小早川隆景・吉川広家・天野元政(のちの毛利元政)・宍戸元秀・穂田元清(のちの毛利元清)・繁沢元氏(のちの毛利元氏)・毛利元康・小早川秀包など毛利家一門の屋敷が配置される。