「天長九年尼寺」・「尼寺」墨書土器
「てんちょうくねんにじ」・「にじ」ぼくしょどき
概要
「天長九年尼寺」・「尼寺」墨書土器
「てんちょうくねんにじ」・「にじ」ぼくしょどき
大分県
平安時代/9世紀前半
1.「天長九年尼寺」銘 坏:回転ヘラミガキを施さない土師器坏。内外面とも淡黄褐色を呈し、体部から口縁部はヨコナデによって調整されている。外底面に「尼□(寺?)尼寺天長九年」銘の墨書が認められる。
2.「尼寺」銘 坏:土師器の坏で、内外面に回転ヘラミガキによる調整が見られる。口縁端部は舌状に仕上げ、外底面に「尼寺」銘の墨書が施されている。
3.「尼寺」銘 蓋:内外面にヘラミガキによる調整が見られ、蓋頂部に「尼寺」銘の墨書が認められる。
1.「天長九年尼寺」銘 坏:復元口径12.6㎝、底径8.3㎝、器高4.2㎝
2.「尼寺」銘 坏:復元口径14.2㎝、底径9.5㎝、器高3.7㎝
3.「尼寺」銘 蓋:復元口径15.8㎝、器高1.55㎝
3点
大分市大字国分960-1
大分市指定
指定年月日:20111219
大分市教育委員会
有形文化財(美術工芸品)
墨書土器3点は、豊後国分寺跡北西地区調査地点の発掘調査によって出土している。