紙本墨画花鳥図〈雪村筆/六曲屏風〉
概要
雪村は室町時代末期に関東、東北地方を中心として活躍し、独特の個性的な画風を創造した画家である。本図は、牧谿【もつけい】様を学んだと思われる雪村の水墨花鳥図の様式が屏風絵形式に最もよく結実した作品で、構図も破綻なくまとまっており、勢いよく流れる溪流、その中に立つ岩、打ち砕ける波頭など、力感的な雪村画の特色がよく現れている。ミネアポリス美術館所蔵の屏風などとともに、雪村の水墨花鳥図の代表的大作として推賞される。制作は雪村の会津在住の時期とみられる。
雪村は室町時代末期に関東、東北地方を中心として活躍し、独特の個性的な画風を創造した画家である。本図は、牧谿【もつけい】様を学んだと思われる雪村の水墨花鳥図の様式が屏風絵形式に最もよく結実した作品で、構図も破綻なくまとまっており、勢いよく流れる溪流、その中に立つ岩、打ち砕ける波頭など、力感的な雪村画の特色がよく現れている。ミネアポリス美術館所蔵の屏風などとともに、雪村の水墨花鳥図の代表的大作として推賞される。制作は雪村の会津在住の時期とみられる。
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