大村の寿古踊
おおむらのすこおどり
概要
寿古踊は沖田踊、黒丸踊とともに大村純伊の大村帰城祝いに踊られたといわれ、その後も八月目毎に、この三つの踊りを城内で踊ったといわれる。現在も三年に一度、大村祭り(十一月三日)に、また公共の祝事にさいし踊られている。踊りは地太鼓、笛、笠鉾、踊り子、舞太鼓の役割があり、道行で踊り場に入り、笠鉾を立て、地太鼓の囃子につれて歌が歌われ、それに合せて、舞太鼓を中にはさみ、両側に踊り子が並んで踊る。踊り場の中央に敷いた敷物の上に舞太鼓が上り、太鼓を打ちながら踊る。途中で笛が入り、早踊となり、舞太鼓を中心に踊り手が周囲を踊る。古風な歌による、素朴ななかに振りの美しい踊りとして、沖田踊とともに風流踊りの一つとして、地方的特色の顕著なものである。
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