白滝遺跡群
しらたきいせき
概要
北海道の東北部に位置する白滝村には、村内を流れる湧別川とその支流の支湧別川流域に、世界的に有名な黒曜石原産地と旧石器時代後期の白滝遺跡が分布する。
本遺跡群は日本における旧石器時代研究の初期から調査研究が進み、北海道での当該期研究の基礎を作るとともに、東北アジア一帯に分布する特徴的な細石刃製作技法である「湧別技法」の標式となった。それらの重要性により、白滝遺跡第13地点遺跡が「白滝遺跡」として平成元年に史跡指定された。
平成9年に遺跡の広がりや内容などが新たに確認された遺跡について追加指定するとともに、名称を「白滝遺跡群」と変更した。