千居遺跡
せんごいせき
概要
S50-5-116[[千居]せんご]遺跡.txt: 富士山の西南麓のなだらかな裾野に立地する繩文時代中期の集落跡および配石遺構を主体とする遺跡である。集落跡は径約50メートルの大環状をなす20余棟の円形竪穴住居跡からなっている。住居跡は径7.3メートルから3メートルまでの大きさで、重複したものもある。配石遺構は人頭大の石を運んで構築したものである。長さ約40メートルの直線状および弧状の帯状組石があり、この内外に環状配石、主体配石等が配置され、一部に石棒等も用いられている。この遺跡はいわゆる配石遺構のうちでも大規模なものであり、集落跡と複合して全貌が調査された点で学問的にも貴重なものである。