横田1号遺跡出土品 附、10号竪穴住居跡出土土器及び石器
よこたいちごういせきしゅつどひん
つけたり、じゅうごうたてあなじゅうきょあとしゅつどどきおよびせっき
概要
横田1号遺跡出土品 附、10号竪穴住居跡出土土器及び石器
よこたいちごういせきしゅつどひん
つけたり、じゅうごうたてあなじゅうきょあとしゅつどどきおよびせっき
広島県
弥生時代後期前葉
ガラス製品(小玉2点、管玉1点)、青銅製品(細形銅剣1点)
附、弥生土器(壷、甕、鉢、高杯)、石器(砥石)
ガラス製品
小玉 長さ 2.6㎜ 直径3.6㎜ 重さ0.06g
小玉 長さ 2.7㎜ 直径4.1㎜ 重さ0.06g
管玉 長さ21.5㎜ 直径5.4㎜ 重さ0.55g
青銅製品
銅剣 長さ3.0㎝ 幅2.15㎝ 厚さ0.93㎝ 重さ15.15g
4点(小玉2点、管玉1点、細形銅剣1点) 附、弥生土器6点、石器1点
東広島市河内町中河内651番地7
東広島市指定
指定年月日:20150416
東広島市教育委員会
有形文化財(美術工芸品)
ガラス製小玉はともにコバルト着色による紺色半透明のカリガラス(アルカリケイ酸塩ガラス)を引き伸ばして切断したもので、南アジア~東南アジア地域で生産された可能性が推定されている。ガラス製管玉は中央が膨らむエンタシス形を呈する。淡青色半透明の鉛バリウムガラス(鉛ケイ酸塩ガラス)を軸に巻き付けたもので、中国・長江中流域が生産地の第一候補とされる。また、細形銅剣は朝鮮半島産と考えられ、国内では長崎県対馬市の厳原八幡宮蔵銅剣が最も近い。単なる破片ではなく、鏨状工具によって意図的な再加工を加えたものである。