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 竺仙梵僊墨蹟 偈 

じくせんぼんせんぼくせき げ

概要

 竺仙梵僊墨蹟 偈 

じくせんぼんせんぼくせき げ

/ 南北朝 / 日本

竺仙梵僊  (1292〜1348)

じくせんぼんせん

日本

南北朝時代/1339

紙本墨書

縦31.7㎝ 横42.6㎝

一幅

東京都港区南青山6-5-128

根津美術館

重要美術品

竺仙梵僊は古林清茂会下の友社の中心人物で、多分大友貞宗かと思われるが、わが国の誰かからの招請に応じて来日した。嘉暦4年(1329)38歳の時である。鎌倉や京の諸大寺の主となって、北条高時、足利尊氏・忠義をはじめ、上下の尊崇をうけた。およそ二十年にわたって、金剛幢(古林清茂の別称)下の高雅勁直な宗風を直伝し、わが国の禅林に元朝直系の新風を吹き込んだ。貞和4年(1348)57歳で示寂。
その書風はまさに黄山谷流で、多くの威風堂々たる大墨跡が遺存する。本幅はそれらに比して、内容的にはさして重いものではない。暦応2年(1339)の新春に際して、道友に贈った賀偈であるが、師の文藻の深さを知る好作例である。

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キーワード

古林 / / 清茂 / 墨蹟

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