秋保の田植踊
あきうのたうえおどり
概要
予祝芸の一つで、道化役と口上役を兼ねた弥十郎と、花笠をかぶった早乙女達が持ち物を取り替えながら踊る。本踊の曲には「入羽」「一本そぞろき(一本扇)」「鈴田植」「二本そぞろき(二本扇)」「銭太鼓」「太鼓田植」などがある。この本踊のほかに、古歌舞伎風な余興の「春駒」「鎌倉踊」など数曲の踊をも伝えている。田の豊作を祈願する田遊の風流化したものであり、田に関する予祝の踊をこれほど美しく伝え残している例はすくない。名取郡秋保町湯元(旧四月十五日)、長袋(八月十四、十五、十六日)、馬場(四月二十八、二十九日)。
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