鈴が峯のヤッコソウ発生地
すずがみねのやっこそうはっせいち
概要
S53-12-056[[鈴]すず]が[[峯]みね]ヤッコソウ[[発生地]はっせいち].txt: 鈴が峯は標高395メートルの海に面した山で、頂上付近約6700平方メートルは、円通寺観音堂が所有している。この地域は、シイを主体とする常緑広葉樹林でおおわれ、コバンモチ、クロバイ、タイミンタチバナ、ヤブツバキ、リンボクなども生育し、ルリミノキ、イズセンリョウ、センリョウなどの草本類が生育しており、極相植生の残存林である。とくに林床には、シイの根に寄生するヤッコソウの発生が著しいだけではなく、シロシャクジョウ、ホンゴンソウ、ウスギムヨウラン、マツバランなどきわめて珍しい腐生植物が多数生育するなど、きわめて特異な植物分布地として、学術上の価値は高い。