西隈古墳
にしくまこふん
概要
S50-5-124西隈古墳.txt: 佐賀平野の北部にある装飾古墳である。径約40メートル、高さ約4メートルの円墳で、葺石及び埴輪の存在が認められ、横穴式石室が西に向かって開口している。石室の内部には阿蘇溶岩製の横口式石棺が納められており、棺の横口のある側には、蓋に台形の張り出しを2重にし、内外に円文が刻まれ、蓋の縁にも円文がある。身の横口の左右にも区画線の内に円文や鋸歯文が彫られている。さらに石室内部および石棺は丹彩されている。この古墳は、北九州に分布する装飾古墳のうちでも西方の肥前にある重要なものである。