玉篇巻第九零巻
ぎょくへんかんだいきゅうれいかん
概要
『玉篇』は、梁の大同年間(五三五~五四六)、顧野王の撰述になるもので、偏・旁により漢字を五百四十二部に類別する部首別の字書で、三十巻からなる。中国では散逸し、わが国にのみ伝存する極めて貴重なものである。本書は、その書風などから八世紀の書写とみられる唐写本で、紙背には治安元年(一〇二一)の書写になる「金剛界私記」があることから、それまでには伝来していたことになる。本書は、国宝の早稲田大学本の欠失箇所に接続する。
ぎょくへんかんだいきゅうれいかん
『玉篇』は、梁の大同年間(五三五~五四六)、顧野王の撰述になるもので、偏・旁により漢字を五百四十二部に類別する部首別の字書で、三十巻からなる。中国では散逸し、わが国にのみ伝存する極めて貴重なものである。本書は、その書風などから八世紀の書写とみられる唐写本で、紙背には治安元年(一〇二一)の書写になる「金剛界私記」があることから、それまでには伝来していたことになる。本書は、国宝の早稲田大学本の欠失箇所に接続する。
文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 メール:online@mext.go.jp
共同運営NII Powered by GETA (C) The Agency for Cultural Affairs