妙興寺金剛力士立像
みょうこうじこんごうりきしりゅうぞう
概要
妙興寺金剛力士立像
みょうこうじこんごうりきしりゅうぞう
江戸時代初期/1626年
木造寄木造り
阿形像:高さ235cm、吽形像:高さ226cm
2躯
瀬戸内市指定
指定年月日:20140423
宗教法人妙興寺 代表役員 岡田行弘
有形文化財(美術工芸品)
本像は、阿形・吽形が一対の金剛力士像(仁王像)である。経年劣化が進んでいたため、平成23年から24年にかけて修復を行った。修復作業の過程で、吽形頭部内側の銘文から、本像が寛永3年(1626)の造立であり、製作者も仏師・清水源兵衛であることが判明した。造立年および製作者がはっきりしており、江戸時代初期の基準作となりうる貴重な例であると考えられる。
なお、修復にあたっては、後年の改変・補作部分は本来の姿に戻す形で補修し、全体にわたって修復記録を残した。