正傳寺所蔵 薬師如来立像
しょうでんじしょぞう やくしにょらいりゅうぞう
概要
正傳寺所蔵 薬師如来立像
しょうでんじしょぞう やくしにょらいりゅうぞう
大阪府
平安時代
形状:螺髪切付(後頭部は螺髪を大幅に省略)。肉髺珠・白毫・三道を表す。耳朶は貫通していない。下半身に裙、上半身に僧祇支の上から衲衣を着する。右手は軽く下げて親指を曲げて他は伸ばし、左手は屈臂して掌を上にして薬壷を載せ、正面を向き、光背を負って蓮台上に直立する。
品質・構造:材は不明。一木造り。彫眼。肉身部漆箔、衣部彩色。
縦一材から頭頂より地付まで両袖口、両足半までを含めて彫成し、これに両手首先、両足先を矧ぎ付ける。両足裏に枘を設ける。後頭部および体背面から内刳りを深めに施し、それぞれ蓋板を当てる。
【単位㎝】:(本体)総高218.6、像高181.1、髪際高167.0、面長21.5、面幅20.0、面奥27.3、耳張24.5(現状)、胸厚(右)28.9、腹厚30.7、臂張54.4、
裾張46.9、足先開26.9(台座)高37.5、幅86.0、奥行77.0
1躯
大阪府四條畷市大字上田原316番地
四條畷市指定
指定年月日:20120126
宗教法人 佛法山 正傳寺
有形文化財(美術工芸品)
正傳寺薬師堂の本尊で、等身を越える堂々とした像である。
なお、本像は明治初年に近くの森福寺が廃寺となったことに伴い、正傳寺へ移安されたものである。