城山遺跡128号住居跡出土の銅印ほか9点
しろやまいせきひゃくにじゅうはちごうじゅうきょあとしゅつどのどういんほかきゅうてん
概要
城山遺跡の平安時代の住居跡から出土した、銅印、緑釉陶器1点、須恵器6点、布目瓦2点。
銅印は、県内唯一の出土であり、印面には「冨」の一文字が刻まれ、個人が所有する私印と考えられ、個人が所有を許されたということでは、この住居に住む人物が、農民ではなく、役人またはこの地域の有力者であったと想定できる。
また、緑釉陶器は、市内で唯一の発見であり、愛知県猿投山古窯跡群でつくられたもの。これらの資料は、この銅印を所有していた人物像を推測する上で、大変貴重な資料。