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河野通直(牛福)感状〈天正七年四月廿日/忽那亀寿宛〉

こうのみちなお(うしふく)かんじょう

概要

河野通直(牛福)感状〈天正七年四月廿日/忽那亀寿宛〉

こうのみちなお(うしふく)かんじょう

文書・書籍 / 安土・桃山 / 愛媛県

河野通直

こうのみちなお

戦国時代/天正7(1579)年

紙本墨書

1通

愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2

愛媛県歴史文化博物館

佛性寺(松山市)から寄贈された佛性寺旧蔵文書。天正七年四月二十日付河野通直感状の一通のみである。内容は佛性寺とは関係なく、同寺に伝来した経緯は不明である。四月十五日に喜多郡花瀬城(現大洲市)で起こった合戦に関するもので、河野通直が忽那亀寿に宛てて、河野方が敗北する中、奮戦、戦死した父式部少輔(通著)の功績を賞した感状である。
忽那氏は、鎌倉期以来、忽那諸島を拠点に発展した海辺勢力で、室町期以降は河野氏の被官となっていた。忽那氏関係の史料としては、平成21年に国の重要文化財指定を受けた「忽那家文書」や、菩提寺長隆寺に残る「長隆寺文書」が知られるが、この文書は本来はこうした忽那氏が受給した古文書群と一連のものであったと考えられる。

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