木造十一面観音立像
もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう
概要
木造十一面観音立像
もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう
岐阜県
平安時代後期/1100年代末
ヒノキ材寄木造。内刳。彫眼。漆箔(黒漆)。構造は頭体共木で耳後ろで前後二材とし、後頭部は割首とするが、前頭部は不明。両手は肩で矧ぎ、左手は肘、手首で、右手は手首で継ぎ、両足首先を別材とする。
円錐状の宝髻上に仏面、地髪の前半に菩薩面7面を配し、天冠台を彫出する。地髪はまばら彫りで、耳朶は環状をなし、三道を彫出する。顔を前に向け、条帛、裙、腰布を着け、天衣を懸けて、両足を揃え立つ。左手は前に屈し、五指を握って水瓶を執り、左手は下げて第一、第三指を合わせて数珠を執る。
像高 180.7cm、髪際高156.3cm
1躯
岐阜県岐阜市美江寺町2丁目3番地
岐阜市指定
指定年月日:20120827
宗教法人 美江寺 代表役員 加藤弘春
有形文化財(美術工芸品)
美江寺伝来