阿田和の獅子舞
あたわのししまい
概要
獅子舞は八つの舞から構成されており、それぞれ、雌獅子と雄獅子に分けられている。門付け・剣の舞・神明賛・神来舞・弊の舞は雌獅子、乱獅子・寝獅子・花掛かりは雄獅子である。獅子舞の装飾については、獅子頭は赤色で雌獅子の方が雄獅子より寸法が大きく、雄獅子の寸法は、雌獅子よりも少し小さめである。また、雌獅子は高尚で優雅な熊野の陸の自然をイメージした装飾、雄獅子は勇壮で力強さを演出し熊野の荒々しい海と空をイメージした華美な装飾となっている。
歌舞音曲は、主に篠笛・締め太鼓・大太鼓を使い演奏される。奏法の特徴については、転調が激しく獅子舞の喜怒哀楽を巧みに表現したものとなっている。